GORILLA VS TEMPEST


VS

 当時を思い出しながら書いているが、特にブロアに関してだけはとにかく風量/風圧が無ければお話にならず、実測でも50/60Hzの能力の違いは小手先の工夫などでは到底カバーできない事を感じており、国産の中型/高性能ブロア単体とそれほど価格は変わらないサイクロン集塵機、ONEIDAにエクスポート・モデルとして2HP/50Hzモーターを使用したタイプがあり、「これだ」決めてメーカーとコンタクトしていました。三相動力が無い事も・・・
 WORKSHOPではサイクロン集塵機の排気口は隣家のリビングルームがある(6mぐらい)外壁からではなく、道路側(約10m)に天井裏をダクトを通して排気するよう考えていました。ただしスペースの制限でギリギリ6" まで。これは騒音の問題だけではなく、万が一ダストがオーバーフローしたり、詰まりなどの不調で排気口からダストが噴出してしまった場合の空恐ろしさを考えての事です。

 DUST GORILLAの仕様を見れば分かりますが、このクラスとしては異例?の口径の大きい排気接続になっています。質問に対して

Mr. ******, The exhaust on the system is 8" that is why I put the 8" square to rounds and 8" silencer on the quote. Unfortunately the 6" silencer you have is too small and too restrictive to the air flow. I would like to answer all of your questions and concerns and invite you to call me when you have some time to discuss this in depth. Thank you,

という事で、ブロアを含め、サイクロンもこの条件で最適設計されているはずですから、これを無理やり小口径の排気ダクトに接続してもいい結果は得られないだろうと急遽予定変更。ビルさんが集塵は「意見が多く、理論が少ない」と言っていますから素直にプロ技術者の言う事を聞きました。今考えるとダクトを2本にする手もあったかなと思うが、排気フードがずらりと並ぶのもちょっと・・・

 さて価格帯から言うと残されたのはPennstate Industries のTEMPESTだけ数百ドル安い。こちらは排気は6"、しかしモーターは60Hzのみで能力は20%程度低下する。2.5HPでこれまで使用したブロアより1ランク以上上で。16畳程度のスペースなら間違っても前よりは悪くならないだろう、「ま・いいか」といい加減(笑)に決めた。付属しているフィルターは使わず、外気に直接排気するので若干はリカバーできる。ただしそれ以外の圧力ロスを徹底的に減らすためメインダクト径も5"からTEMPESTのインレット径6"に変更。

ゴリラの集塵よりつむじ風集塵がいい?(爆笑)